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2006.04.18

メタファ

 今日(とか言いつつ、もう昨日の話になっているのですが)は半分仕事、半分遊びで東京大学近くの会社へ。相手の方は忙しい中、 時間を割いてくださったというのに、相変わらず何様発言ですが、ホント、ありがとうございました。

 ともあれ。

 あまり細かいところに話が及ぶと企業秘密に差し障りがあるのかもしれないので、ちょっとぼかしてしまいますが、 パーソナルな情報処理機器としてのコンピュータの使い方について、僕自身の中では非常に興味深い話が聞けたので、メモメモ。

 Macintosh にしても、Windows にしても、UNIX にしても、今のところ、

ファイル フォルダ(ディレクトリ) ドライブ

というメタファに大きく依存しているように僕には思えます。

 少なくとも、35歳。ファイル=書類、それをまとめるものとしてのフォルダ(ディレクトリ)、 これはそのままフォルダとして理解できます。ドライブについては、引き出しとしてイメージしています。

 今日の話は、最小単位であるファイルが、個人単位としても、すごく多くなってしまっていて、 もはや個人で管理するには手に負えないレベルになっているのではないかというものでした。今日の話をそのまま受け売りすれば、

これまでデスクに収められる量が、今や一人でも図書館レベルの量を扱っているのでは?

 恥ずかしい話、今日の今日まで、これには思い至りませんでした。

 実際、家に帰って慌てて僕の本館サイトを調べてみたところ、ほとんど画像らしい画像を使っていないにもかかわらず、今日現在、 5.6MB、ファイル数888といった状態です。サイトで公開しているものだけでこんな感じで、ローカルのものも加えれば、自分自身、

こんなの書いたっけ?

というものがあることは間違いありません。さらに言えば、お世辞にも多産とは言えない僕ですらこんな有様なのですから、 皆さんだったら、僕以上のファイルをお持ちになっているのではないかと思います。

 確かに、「自分ですら存在を忘れ去っているものは、もはや使い道がない」というのは、ある種の真実だと僕は思います。 いつか使うだろうと思ってため込まれた空箱が、結局いつまで経っても使われずに押し入れに居座るのと同様に、今すぐではなく、 将来何かの役に立つかもしれないと思ったものが役に立つ時期というのは、結局のところ、永遠に訪れることはないのではないか。多分、 それは真理だと思います。

 とは言いつつ、僕自身は、少なくとも知識に関しては、 人は似たようなところをぐるぐると回っているだけなのではないかと考えています。そうであるなら、一回りしたときに、 以前には使い道のなかった知識が、役に立つ、そういうこともあり得るのではないかと、かすかな希望を抱いています。ある種の知識は、 確かに時間の経過によって、陳腐化するかもしれませんが、別の種類の知識は、時間とは切り離された存在なのではないかと、 そんな風に思っています。

 閑話休題。

 僕自身の今現在のパソコンの使い方で言えば、Word や Excel  といった特定のアプリケーションに依存するファイルは、なるべく作成せずに、テキストファイルとして情報を保存しておいて、 必要になったときに、昔ながらの grep 検索で過去の情報を取り出すという方法をとっているのですが、この方法の欠点は、画像や音声、 動画といった種類の情報には適用できません。

 もう1点。grep 検索は、あくまでもテキスト依存系であって、コンテキストにはほぼ無力です。ディレクトリの存在によって、 若干の補完はなされているとはいえ、書誌学的な意味でのコンテキスト論から言えば、ちゃんちゃらおかしいというレベルだと思います。

 問題は、人間にとって、過去の知識や情報は、テキストではなく、 コンテキストとして利用できるときに本当に有効なものになるのではないかということです。今日現在問題として意識し、 欲しいと思っている情報が過去のテキストの中に同じ文脈として存在していることは極めて稀で、 実際にはコンテキストの文脈の中で見出されるのではないかと僕は思います。

 さらに問題になるのは、人間は「見たいものしか見えない」存在だと僕は思います。その際に、メタファは、 「見たいと思っていないけれど、見たくもないとも思っていないものを見えるようにする」手段として有効だと僕は考えています。ただ、この 「コンテクスト」のメタファを、今のところ人間は、見出していない(少なくとも一定程度の標準としては)のではないかと僕は思います。

 超漢字の仮身? ちょっと違いますよね。

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投稿: e-アフィリ | 2006.04.18 11:04

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