一億総犯罪者計画?
いやまぁ、ターゲットにしているのは、あそこなんだろうな~とは思いつつ。
ダウンロード違法化論議です。これ、やばいなと思うのです。僕自身、それほどコンピュータ・リテラシーがある方だとは思わないのですが、
それでも、これはちょっと……って感じです。ましてや、ギークの皆さんが、鼻で笑わざるを得ないことを、あえて法制化し、
取り締まろうとする官僚の中の人たちのコンピュータ・リテラシーを想像すると、これで本当に「これからの日本は、IT産業推進だぜい。
いえーい」とか本気で言っているのかと、小一時間問い詰めたい気持ちになるわけで。
たとえば、Google で「落語」というキーワードで検索してみてください。今日現在、僕のサイトが3番目に表示されます。「古典落語」
というキーワードで検索すると、トップで表示されます。
念のために言っておくと、一応、僕のサイトは著作権的にはクリアな状態にしているつもりです。
僕のサイトに掲載されている古典落語のネタは、噺家の人に見てもらえればお分かりの通り、
誰か特定の噺家さんの演じたものそのものではなく、どの門下であっても、
オーソドックスに演じればこうなるという感じで記述しているつもりです(中には、僕が演じるなら、
こうするというものも混じっていますけれど)。その上で、参考にした原典を掲載しています。
とは言うものの、どこか頭の片隅で意識している噺家さんがいることは確かです。落語好きの方には、もしかすると、「はは~ん。
この言い回しは、あの師匠だな」と感づかれた方もおられるのではないかと思います。正直に言えば、参考文献としてはあげていない方が、
もしこのネタを演じたらこんな風に言うんじゃないかと想像しながら書いたものもあります。その意味では、
著作権法違反で訴えると言われてしまうと、受けて立つとしか言いようがないのです。
もちろん僕自身は、噺家さんたち(綿々と受け継がれてきた方々)に敬意を表していますし、
噺家さんたちの営業妨害になることはしたくないのですが、一方で綿々と受け継がれてきたものを、営利とは無関係に伝えていきたい。
日本人は笑いのセンスがないとか、とんでもない、昔からこんなに楽しくて、おかしな話を考えてきたんですよってことを知ってもらいたい。
少々大それた感じですが、これが正直なところです。
ですから、著作権法違反だと訴えられたら、それは受けて立つ覚悟をしています。負けたらごめんねって感じです。
僕自身に関しては以上でも以下でもありません。もちろん、ない袖は振れない。訴訟で負けたとしても、
ないものはないって気持ちでいるとか言うのは内緒にして。
困るのは、僕のサイトを間違ってクリックして、見に来てしまった人まで犯罪者として扱われる可能性があることです。
少なくとも今日現在のWebブラウザの技術で言えば、訴訟リスクのあるサイトを閲覧しただけで、(最終的に違法とされるコンテンツを)
ダウンロードしたことになる可能性があります。
さらに言えば。
落語のネタの中には、いわゆる下ネタも含まれています。中にはオブラートにくるまれていない、まさにそのままなネタもあります。
閲覧者としては、当該のネタそのものを目的としたわけではないにしても、閲覧したページには、
そのような下ネタが含まれていることだってあり得ます。
さてはて。なのです。
「赤貝」と書いた僕自身が叱られるのはいっこうに構いません。でも、「赤貝」
のキーワードで検索してリンクをたどってきた方が叱られるのは、僕としてはたまったものじゃありません。
法律用語で言えば、「善意の第三者には適用されない」、すなわち違法だとは知らなかった(かつ、違法だと知らないことに過失はなかった)
人には適用されないとしても、そもそも「善意である」ことの証明は結構難しいことです。
ホントね、パブリックコメントを応募した意味はなんだったのかと。
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