地方分権はまだまだ先のようです
例の東国原知事が発言した件について、いろいろと皆さん、ご意見あるところでしょう。
さて。
東国原氏という個人をいったん横に置いて、地方の首長と国家の首相、さて、何が違うんだろうというのが今日の日記。
言うまでもなく、地方の首長と国家の首相では、権限の範囲が異なります。
地理的に影響を与える範囲が特定地域だけにとどまるのか、全国かという点がまず違います。言い換えれば、首長は、 都道府県内の利害調整をすればことすむのに対して、首相は都道府県間、あるいはもっと錯綜した利害関係を調整する能力がいる。
なるほど。と言いたいところですが、ちょっと待って。
例えば僕の出身地の京都で言えば、京都市の人の要望と与謝郡の人の要望ってかなり大きな違いがあると思います。 前者は都市部の人の要求。冷たい言い方をすれば、「より便利(快適)に生活できることを考えて欲しい」。そんな風に思います。後者は、 より切実な要求。「最寄りの駅まで車で1時間。無医村。生命に関わることをなんとかして欲しい」 でも、後者は人数的に言えば少数者です。 多くの人(都市部の人)が困っていることと、少数の人が危機を感じていること。さて、政治屋さんとしては、どちらの要求に従います?
なんて、剣呑なことはともかく。
複雑さが増すことは確かですが、首長と首相、この点で質的に異なる判断を求められていますか?
権限的な問題。首相は外交、防衛、金融についても一定の権限があります。地方の首長にはその権限はありません。言い換えれば、 首長は、この種のことを考えなくてもいいわけです。だから、首長と首相は違う。
僕としてはダウトです。
首相は全てにおいてオールマイティだったんですか? そして、オールマイティでなくてはいけないんですか? 金融にも精通していて、 刑法にも精通していて、医学にも精通していて、農業についても、産業についても精通している。さらに軍事にも精通している。 そんな首相いままでいましたか?
麻生氏が、東国原氏の発言を不快に思う。これは当然のことだと思います。「いやいや、俺、結構頑張ってるよ!」 そんな感じなんでしょう。
でもね。
たかだかな国会議員が地方の首長をクソミソに言う。これは正直どうかと思いますよ。
松浪氏とか、所詮提灯持ちの役割どころなのに、水かけるしか話題を作れないような人がしたり顔で、 少なくとも一地方自治体の首長に向かって「顔洗え」。いやいやいや。あなた、そんなに偉い人なんですか?
国会議員の方が地方自治体の首長よりも偉そうな発言ができる。そんな日本。
地方分権? まだまだ遠い先のようです。
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