« 2008年3月 | トップページ | 2008年7月 »

2008年5月

2008年5月17日 (土)

[社会] グリンピースがやってしまった件

 なんだか香ばしくなってきましたね。

 グリンピースが調査捕鯨に関して「横領している」と東京地検に告発した証拠品が、 実のところ盗品だったとして倉庫会社から被害届を出された件なのですが、本当に何をやってんだかという気がします。

 鯨肉がおいしいかどうか、つまり、他の食材があるにもかかわらず、あえて鯨にこだわる必要があるのかどうか、とか、 鯨を殺すのは悪くて牛や豚や鳥を殺すのは悪くないのか、といった論点は、あえてスルーします。

 むしろ、僕が怖いと思ったのは

正義のためなら法を犯すことをいとわない!

という彼らの思考形態です。

 確かに、「法律よりも優先されるべき正義がある」ことは、一般論として正しいと思います。 法律はあくまでも人間が作ったもの。そこには誤謬もあるでしょうし、制定された時代と現在との乖離もあるでしょう。さらにいえば、通常、 法律とは既存の支配体制を維持するために作られるのであって、現状の支配者層を打破しようという場合、 法律に反する行為にならざるを得ないことも確かだと思います。

 しかしながら。

 社会的なルールを破ってもいいと考えている組織が、社会的な活動で成功を収めることは本当に難しいと思うのですが、 グリンピースの中の人達は、どのようにお考えなのでしょうか。

 自分達は超法規的な存在。それはまさに独裁者の思考に等しいと思うのですが……。

 なおなお。

 グリンピースの中の人達が証拠品として宣伝された鯨肉ですが、刑事訴訟法的には 「違法な手段によって収集された物品には証拠能力がない」わけで、一体全体なにをしたいのか、凡人の僕にはさっぱり分からないわけで。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

« 2008年3月 | トップページ | 2008年7月 »